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こんにちは、院長の前原です。
少し時間がたったので、このお話をブログに書こうと思いました。
初診は3年くらい前だったと記憶しております、他院からのセカンドオピニオンでした。
非常に上品なしゃべりと、ご自身の歯を絵に描いてきて主訴を伝えてきくださる几帳面な一面をみせてくださる方でした。
絵を描いて主訴を伝えて下さる方は過去に何人かいましたが、こと細かく歯の形状まで丁寧に描いてくる方は初めてのことで、驚いたのを今でもはっきりと覚えています。
そんなこんなで、治療を終え、定期健診になっても律儀に通院してくださっていました。
ある日の診察でそのお方は私に、余命が短いことを伝えてくださいました。
ただ、その方はつらいであろう抗がん剤、放射線治療をうけ、生に対して貪欲でいらっしゃいました。また、亡くなる数か月前には嗄声(こえがれ)で思うように発声できなくもなっていました。
そんな状態でも、嗄声を治療してくれるところを見つけたんで、今度、そこの病院にいくと前向きな姿勢を貫いてもいました。
結局、嗄声を治すんだと言った翌月に亡くなってしまったのですが、最後まで全力でなにかやれることがあると治療に前向きでいました。自分がいなくなっても家族が困らないように終活も自らすすんでやっておられました。
2,3年という短い期間ではありましたが、どのように生きるか、どのように終えるか、を部分的にではありますが、観させていただきました、表現として間違っているかもしれませんが、かっこよかったです。
私自身もそんな生き方ができたらと思ったほどです。
本当に立派な姿をみせていただき、感謝と心から尊敬を持つことができました。ありがとうございました。
実名はあげられませんが、ご冥福をお祈りいたします。
ではでは、今日はこのへんで